Claude Code on the web を使い始める
GitHubリポジトリを接続し、ブラウザやスマホからクラウド上でタスクを実行してPRとしてレビューするまでの流れ
この節で学ぶこと
この節では、GitHub リポジトリを接続してタスクを投げるまでの手順、クラウド上でセッションがどう進むか、差分をレビューして PR にするまでの流れがわかります。
PCを開かずクラウドVMにタスクを任せる
ネットワークの到達範囲は環境ごとに設定できる。実行の4ステップは「セッションはどう進むか」で詳しく見る
イメージでつかむ
宅配クリーニングを思い浮かべてください。服を出す時に自分でアイロンをかける必要はありません。店に預ければ、あなたが見ていない場所で作業が進み、仕上がったら受け取って確認するだけです。
預け先を指定する
GitHub リポジトリという「預け先」を指定してタスクを投げる
見えない場所で作業が進む
Anthropic が管理するクラウド上の仮想マシンで Claude が作業を進める
仕上がりを受け取るだけ
変更はブランチとして戻ってくるので、ブラウザやスマホから差分をレビューするだけ
タスクごとに別々の仮想マシンが使われるので、複数のタスクを同時に頼んでも互いに干渉しない
預けられるのは GitHub リポジトリの中身だけ。自分のPCにしかない設定・ツール、ローカル環境に依存する作業は預けられない
公式ドキュメントの正確な要約
Claude Code on the web とは
現在は Pro・Max・Team ユーザー、および Enterprise ユーザー(premium シートまたは Chat + Claude Code シート)向けのリサーチプレビューです。claude.ai/code またはモバイルアプリからタスクを送信します。
実行はクラウド側
標準ではローカルマシンではなく、Anthropic が管理するクラウドインフラ上で実行される
GitHub が入口
GitHub リポジトリが必要。Claude はそれを隔離された仮想マシンにクローンし、変更を行い、ブランチをプッシュして返す
デバイスをまたいで続く
セッションはデバイスをまたいで維持される。ノートPCで始めたタスクを、あとでスマホからレビューできる
並列タスク
独立した複数のタスクを、それぞれ別セッション・別ブランチで同時に走らせる(ワークツリーを自分で管理しなくてよい)
ローカルに無いリポジトリ
毎回リポジトリを新しくクローンするので、事前にチェックアウトしておく必要がない
頻繁な指示出しが不要なタスク
明確なタスクを投げて他の作業をし、完了後に結果をレビューする
コードの質問・調査
ローカルにチェックアウトせずにコードベースを理解したり、機能の実装箇所を追ったりする
逆にローカルの設定・ツール・環境が必要な作業は、ローカルの Claude Code や Remote Control(公開準備中)の方が向いています。
セッションはどう進むか(4ステップ)
タスクを送信すると、次の順で進みます(Anthropic が管理するセッションの場合。自己ホスト環境ではクローン以降が組織自身のランナー上で動き、ネットワーク境界やプッシュ挙動は運用側の設定次第です)。
- 1
クローンと準備
リポジトリをVMへ。セットアップスクリプト実行
- 2
ネットワーク設定
環境のアクセスレベルで到達範囲を決定
- 3
作業
分析・変更・テスト。見守るか離れるか選べる
- 4
ブランチをプッシュ
区切りが来たらGitHubへ。差分をレビュー
実行方法の比較
Claude Code の挙動自体はどの実行方法でも同じです。違うのはコードがどこで動き、ローカル設定が使えるかどうかです。
| Claude Code on the web | Remote Control(公開準備中) | ターミナル CLI | デスクトップアプリ | |
|---|---|---|---|---|
| コードの実行場所 | クラウドVM(標準でAnthropic管理) | 自分のマシン | 自分のマシン | 自分のマシン、またはクラウドVM |
| チャットする場所 | claude.ai またはモバイルアプリ | claude.ai またはモバイルアプリ | 自分のターミナル | デスクトップアプリのUI |
| ローカル設定の利用 | 不可(リポジトリのみ) | 可 | 可 | ローカルセッションのみ可 |
| GitHub が必須か | 必須(または --cloud でローカルリポジトリを送信) | 不要 | 不要 | クラウドセッションのみ必須 |
| 切断後も動き続けるか | 動き続ける | ターミナルを開いている間 | 動き続けない | セッションの種類による |
| 権限モード | Accept edits・Plan・Auto | Manual・Accept edits・Plan | 全モード | セッションの種類による |
| ネットワークアクセス | 環境ごとに設定可能 | 自分のマシンのネットワーク | 自分のマシンのネットワーク | セッションの種類による |
Claude Code on the web では Manual と Bypass permissions は選べない。ローカルで使い慣れている人ほど見落としやすい制約
GitHub を接続する
ブラウザから接続する場合は、次の3ステップです。
- 1
サインイン
claude.ai/code にアクセスして Anthropic アカウントでサインインする
- 2
GitHub App を接続
案内に従って Claude GitHub App をインストールし、リポジトリへのアクセスを許可する(新規プロジェクトは先に空のリポジトリを作成しておく)
- 3
Default 環境を確認
接続完了時に自動作成される Default 環境は Trusted ネットワークアクセスを使い、主要なパッケージレジストリと許可済みドメインにのみ到達できる
GitHub CLI(gh)をすでに使っている場合は、ターミナルの Claude Code CLI から接続できます。/web-setup がローカルの gh トークンを読み取り、Claude アカウントに紐づけ、クラウド環境が無ければデフォルト環境も作成します。
gh auth login/web-setup/web-setup 実行前に、Claude Code CLI で /login を実行して claude.ai アカウントでサインインしておく必要があります(APIキーでの認証はカウントされません)。
ゼロデータ保持(ZDR)を有効にしている組織は /web-setup を含むクラウドセッション機能を利用できない
タスクを始める
リポジトリとブランチを選んでタスクを送信
権限モードは Auto・Accept edits・Plan の3つから選ぶ(Manual・Bypass permissions は無い)
- 1
リポジトリとブランチを選ぶ
リポジトリセレクターで選ぶ。複数リポジトリをまたいで1セッションで作業することも可能
- 2
権限モードを選ぶ
Auto(クラシファイアが確認の代わりにレビュー。組織が許可し選択中のモデルが対応している時のみ表示)/Accept edits(承認待ちせずに変更してブランチをプッシュ)/Plan(ファイル編集前に方針を提示し承認を待つ)の3つのみ
- 3
タスクを送信する
対象のファイルや関数を名指しして具体的に記述する。例: 「テストを直して」より「tests/test_auth.py の失敗している認証テストを直して」。エラー出力があれば貼り付ける
URLでセッションを事前入力する
claude.ai/code の URL にクエリパラメータを付けることで、プロンプト・リポジトリ・環境を事前入力できます。Issue トラッカーから直接 Claude Code を開くボタンを作る、といった連携に使えます。
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
prompt | 入力欄に事前入力するプロンプト文(別名 q も可) |
prompt_url | プロンプトが長い場合に、取得元URLを指定する(クロスオリジン許可が必要。prompt 指定時は無視される) |
repositories | 事前選択する owner/repo のカンマ区切りリスト(別名 repo も可) |
environment | 事前選択する環境の名前またはID |
https://claude.ai/code?prompt=Fix%20the%20login%20bug&repositories=acme/webapp各値はURLエンコードする必要があります。
レビューして反復する
- 1
差分を確認
差分インジケーター(例: +42 -18)を選ぶとファイル一覧と差分が並んだ画面が開く
- 2
行にコメント
差分の任意の行を選んでコメントすると、次のメッセージ送信時にまとめてClaudeに渡される
- 3
Create PR を選ぶ
差分が問題なければ選ぶ。フルPR・下書き・GitHubの作成画面のいずれかを選べる
- 4
継続して修正を依頼
PR作成後もセッションは生き続けるので、CIの失敗ログやレビューコメントを貼り付けて続けて修正を頼める(PRを自動で見守る「Auto-fix pull requests」機能は公開準備中)
つまずきポイント
よくある誤解
ブラウザのタブを閉じればセッションも止まると思いがち
実際は
タブを閉じてもセッションは止まらない仕様。バックグラウンドで動き続け、タスクが終わると待機状態になる。止めたい時はセッションをアーカイブ(一覧から隠す)または削除する
よくある誤解
ローカルCLIの感覚で「確認モードにしよう」とManualを探してしまう
実際は
Claude Code on the web では Manual と Bypass permissions は選べない。選べるのは Auto・Accept edits・Plan の3つだけ
よくある誤解
ローカルのZDR運用と同じ感覚でクラウドセッションも使えると思ってしまう
実際は
ゼロデータ保持(ZDR)を有効にした組織では、/web-setup を含むクラウドセッション機能そのものが使えない
- 参考(公式ではない): リポジトリが一覧に出ない時は、まず「接続しているGitHubアカウントがそのリポジトリを見られるか」を疑うと早い。Claude GitHub Appのインストール先とは別の話です
関連リンク
- 実行方法全体の比較: 複数のサーフェスを比較する
- デスクトップアプリでの利用: デスクトップアプリのクイックスタート
- モバイルからのレビュー: モバイルアプリ
- 権限モードの詳細: 権限モードを選ぶ
- ターミナルでのセットアップ: クイックスタート
- ログイン方法の確認: 認証
- 原文: Get started with Claude Code on the web
出典
- Get started with Claude Code on the web(取得日: 2026-08-18)