モバイルから Claude Code を使う
Claude アプリ(iOS/Android)からクラウドセッション・Remote Control・Dispatch を使い分け、外出先でも Claude Code のタスクを進める方法
この節で学ぶこと
この節では、スマホの Claude アプリから Claude Code を使う方法 — クラウドセッション・Remote Control・Dispatch という3つの接続先の違い、アプリの導入手順、モバイルならではの制限(選べない権限モードや使えないコマンド)— がわかります。
コードが動く場所ではなく3接続先へのリモコン
コードが動くのはクラウドか自分のPC。アプリはそこにつなぐだけ
モバイルの位置づけ
スマホの Claude アプリを、テレビのリモコンだと考えてください。リモコン自体は映像を作らず、操作対象を切り替える道具です。
テレビ本体
クラウドセッション相当。電源を切っても本体側は動き続ける
レコーダー
Remote Control 相当。手元の機器そのものを操作する
配信スティック
Dispatch 相当。操作を任せて結果だけ受け取る
Claude アプリは操作対象を切り替える道具であり、コードが実行される場所そのものではない
Claude Code に「モバイル専用アプリ」というものは存在しません。iOS/Android 版 Claude アプリの Code タブの中に、クラウドセッションと Remote Control の両方が入っており、Dispatch はアプリ内でメッセージとして依頼するタスクです(iPad では iOS 版アプリをそのまま使います)。
つなぎ先は3つあり、それぞれ「どこでコードが動くか」が異なります。
| 接続先 | つながる先 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| クラウドセッション | Anthropic が管理するクラウドインフラ上のセッション(デフォルト) | リポジトリが GitHub 上にあり、スマホを閉じてもタスクを継続させたい時 |
| Remote Control | 自分のPCで動いている Claude Code セッション | ローカルのファイルシステム・ツール・MCPサーバーが必要な時 |
| Dispatch | PC上の Desktop アプリ | タスクをメッセージで依頼し、実行方法自体は任せたい時(Pro・Maxプラン限定) |
電源オフでも継続
クラウドセッションはノートPCを閉じても、電源を落としても実行が続く
PC起動が必須
Remote Control と Dispatch は自分のマシンを操作する仕組みなので、Claude Code や Desktop アプリを起動したままマシンを起動させておく必要がある
スリープでも再接続
Remote Control 中にマシンがスリープしても、復帰すれば Claude Code は再接続する
アプリを準備する
Claude アプリで Claude Code を使うには、次の3手順を踏みます(スマホから直接 claude.ai/code/new を開いて新しいセッションを始めることもできます)。
- 1
Claude アプリをインストール
iOS / Android(iPad は iOS 版アプリを使用)。セッション内で /mobile /ios /android を実行するとダウンロード用QRコードが出る
- 2
サインイン
Claude Code と同じ claude.ai アカウント・組織で
- 3
Code タブを開く
アプリ内の Code タブでセッション一覧を開く
claude.aiアカウント必須
クラウドセッションと Remote Control の利用には claude.ai アカウントでのサインインが必須。Anthropic Console の APIキーや Amazon Bedrock のようなサードパーティ経由では使えない
Codeタブが無ければ未対応
Code タブが表示されない場合、契約プランや組織がこれらの機能に対応していない可能性がある
各接続先の使い方
クラウドセッションを開始・監視する
Claude Code on the web はクラウドインフラ(デフォルトでは Anthropic 管理)上でタスクを実行するため、スマホをしまった後もセッションが続きます。Code タブでリポジトリとブランチを選び、タスクを記述して送信します。
デバイス間で引き継げる
セッションはデバイスをまたいで永続化される。ノートPCで始めたタスクをスマホから確認でき、スマホで始めたタスクは帰宅後のデスクにそのまま残る
アプリから軌道修正できる
進捗確認・Claude からの質問への回答・方向転換の指示ができる
PRのCI失敗にも対応
プルリクエストを Claude に監視させ、届いた CI の失敗やレビューコメントに対応させることもできる
Remote Control でローカルセッションを操作する
Remote Control は Claude アプリと、自分のマシンで動いている Claude Code セッションをつなぐ機能です。コードの実行とファイルシステムへのアクセスはローカルに留めたまま、操作だけをスマホから行えます。
ターミナルに表示される QR コードをスキャンするか、Claude アプリで Code をタップしてセッションを一覧から選びます。
Claude アプリで添付したファイルはローカルセッション側にも届きます。写真はメッセージの一部としてそのまま認識され、それ以外のファイルは Claude Code がマシンにダウンロードした上で @ ファイル参照として渡されます。
Dispatch にタスクを依頼する
Dispatch は PC上の Desktop アプリにタスクをメッセージとして依頼する仕組みで、実行方法自体は Dispatch が判断します。Pro または Max プランが必要です。
プッシュ通知を受け取る
長時間タスクの完了や判断が必要なタイミングは、プッシュ通知で知らされます。
Remote Control の通知
長時間タスクが完了した時や判断が必要な時に、Claude がスマホへプッシュ通知を送る。プロンプトで「テストが終わったら通知して」のように直接依頼もできる。可否は /config の2つのトグルで制御する
Dispatch の通知
生成した Code セッションが完了した時や承認が必要な時に、Dispatch 自身が別のプッシュ通知を送る
モバイルでの制限
スマホから使う場合、次の3点は覚えておく必要があります。
ローカル専用コマンドは使えない
/plugin や /resume のようにターミナルインターフェースでしか動かないコマンドは、アプリから実行できない
選べる権限モードが少ない
クラウドセッションは Accept edits・Plan・Auto、Remote Control は Manual・Accept edits・Plan が選べる。どちらも Bypass permissions は選べず、Remote Control は Auto も選べない
Dispatch はプラン限定
Pro・Max プランが必要で、Team・Enterprise プランでは使えない
つまずきポイント
よくある誤解
モバイルアプリ=コードが動く場所だと思いがち
実際は
実際にはコードはクラウドか自分のPC上で動く。スマホはそこにつなぐクライアントに過ぎない
よくある誤解
Remote Control でも Auto モードを選べると思い込む
実際は
クラウドセッションでは Auto が選べるが、Remote Control のモードドロップダウンには Manual・Accept edits・Plan しかなく、Auto も Bypass permissions も選べない
よくある誤解
Console の APIキーや Bedrock 経由でもモバイル機能を使えると思い込む
実際は
クラウドセッションと Remote Control には claude.ai アカウントでのサインインが必須で、Console の APIキーやサードパーティ経由のアカウントは使えない
- 参考(公式ではない): 外出先で長時間タスクを流したいならクラウドセッション、手元のPCの環境(MCPサーバーやローカルツールなど)をそのまま使いたいなら Remote Control、という軸で覚えると使い分けやすくなります
関連リンク
- プラットフォームと連携の全体像
- Web版クイックスタート
- デスクトップ版クイックスタート
- 権限モードを選ぶ
- Claude Code on the web の詳細: 第3章「Claude Code on the web」(公開準備中)
- Remote Control の詳細: 第3章「Remote Control」(公開準備中)
- Channels(Telegram/Discord/iMessage連携): 第3章「Channels」(公開準備中)
- Claude Code in Slack: 第3章「Slack連携」(公開準備中)
出典
- Claude Code on mobile(取得日: 2026-08-18)